AX 電車でGo“東京湾釣り日記” 続 海水温と釣り
前の記事で、地上の温度と海水温は1ヶ月差があると書きました。
これは、高木道郎氏著「釣りはこんなにサイエンス」という本から調べたものです。

DSCF2009.jpg

この本には、気温と海水温のグラフが載っていましたが、そのままスキャナーで取りこんで載せるのは、著作権上問題がありそうなので、グラフから大体の値を読み取って自分でグラフを作って見ました。
次のようなグラフになり、3月は気温が上がっても海水温は上がらず、9月は気温が下がっても、海水温は下がらないということがわかります。

kiont.jpg
高木道郎氏著「釣りはこんなにサイエンス」を参考に作成した気温と海水温の関係グラフ

ところが、本牧や大黒などが公表している海水温を見ると、2月より3月は高くなっているし、8月より9月は下がっています。
本牧海釣施設で公表している2009年の海水温をグラフにして見ました。月平均を計算するのはだいぶ手間がかかるので、毎月15日の海水温としました。

honmoku.jpg
本牧海釣施設海水温(毎月15日)

1~2月が最低で、8月が最高になっています。
これだと、海水温の変化も、気温と連動しているように思えます。

おかしいなぁ~。

いろいろ調べてみました。

どうやら、温度を測る水深が関係しているようです。
海水表面の温度は、地上温度の変化と同じように変化をするが、水深の深いところは変化しにくいため、1ヶ月位の差が出来てしまうということのようです。
釣り場の水温測定は、浅いところでやっているらしいのです。

水深が深いところでの海水温度のデータが無いかと、いろろ調べてみると昨年の広島湾の水深別のデータが見つかりました。
(東京湾のデータが欲しかったのですが、残念ながら見つかりませんでした)
このデータをもとにして、月別の平均水温を計算して、グラフにして見ました。

suion.jpg

このグラフを見ると、水深が5~10メートルの所の海水温は、表面温度よりも約1ヶ月遅れになっています。
2月から3月にかけては、海水面の温度が上がっても、水深10メートルあたりの水温はほとんど上がらず、真冬状態です。
9月になって海水面(0m)の温度が下がっても、深いところは温度が下がらず真夏状態が続いています。

そしてこのグラフを良く見ると、水温と釣りに関するいろいろなヒントが・・・・・。

1~3月は、海面の温度よりも深い方が水温が高いんですね。
「冬になると、水温が高い深場へ・・・・」というのは、なるほど、とうなずけます。

そして、4月から9月までは、海面温度よりも、深場の方が温度が低くなり、海面と深場との温度差も広がります。
魚は、適温の所へ移動するので、4~6月頃はだんだん上層へ上がってくることが考えられますね。

7~9月頃は上層部は温度が高すぎるので、深い方へ移動するかもしれません。
7~9月は、上層と下層の温度差が5~7度もあるので、棚によってだいぶ釣果が違いそうです。

10月以降は、上層も下層も水温はあまり変わらないようです。
ということは、水温という点だけで見れば、棚はあまり関係無さそうです。

これは広島湾のデータなので、東京湾とは少し違っているかもしれませんが参考になりそうです。

素人的考察なので、あまりあてにはなりませんが・・・・・・・。

このデータから、みなさんでいろいろお考えください。

昨日から急に気温が上がってきました。
深場は真冬でも、海水面の温度はいくらかでも上がってきているはず。
上層部にいる魚は活性が上がってくるのでは・・・・・・
などと、期待しています。
もしかすると、この時期は気温上昇の影響を受けやすい浅場を狙うと良いのかななどと勝手に推理。
そのうちに、実験しに行ってみようと思います。
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