AX 電車でGo“東京湾釣り日記” Eat or Release(その1)
私は釣れた魚は持ち帰って食べることを原則としている。
あまり食用には適さないといわれているダボハゼも、亀さんへのお土産に持ち帰るし、人間さまが唐揚げにしていただくこともある。
10~15センチ程度のメバルなどが釣れた場合には、「リリースサイズなんだがなぁ」と、うしろめたさを感じながらも持ち帰ってしまうこともある。
小魚しか釣れない私にとって、**センチ以下はリリースなどと決めてしまうと、お持ち帰りは限りなくゼロに近づいてしまうのだ。

小さい魚や、抱卵している魚はリリースと決めている人を良くみかける。
また、ルアーなどの場合は大物、小物を問わずリリースが原則のようだ。
魚を大切にし、魚や自然を保護しようという優しい心には大いに共感する。

食べるべきか、逃すべきか 
今日はこの問題について考えてみた。

小魚や、抱卵魚はリリースするという優しい心には、大いに共感するのだが、それが資源の保護という観点から見た場合、どれだけの影響があるのだろうか。
昔に比べると魚が釣れなくなった、魚が少なくなったということは厳然たる事実なのだが、釣り人達が持ち帰って食べてしまったことが原因なのだろうか。

調べだすと、いろいろな説があり、考え方がある。
クロかシロかと単純に結論を出せるような問題ではないようだ。
詳しく書けば膨大な論文になってしまいそうだ。

私なりの考えをまとめてみました。

「食べる」ということについて。

生命体を生みだした自然(神様かも)は、食物連鎖という生命体を維持する絶妙なシステムを作りあげた。
食べられる側と食べる側の絶妙なバランスによる餌の自動生産によって生命体が永遠に生き続けるという、まさに神業のシステムである。

食物連鎖の話にはイワシがわかりやすいようだ。
イワシは食物連鎖の底辺にあり、多くの魚や生き物の命を支えている。人間もその恩恵にあずかっている生き物の中の一つである。
カタクチイワシは3000~2万の卵を産むが、その多くは卵のうちに食べられてしまい、2ヶ月生存率は0.07%。
成魚になるのは、さらにその中のほんの一部だそうだ。

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シラス干し(イワシは幼魚のうちから食料になっています。こんなに小さいうちに捕っちゃっていいのかな?)

自然(神と考えても良い)は、イワシに無駄な卵を産ませているわけでは無く、多くの生き物に餌を供給し、さらにはイワシ自身も生き続けていくために必要な量なのであろう。
つまり、イワシはすべてが成魚に育つのではなく、その過程において多くの生き物の餌になり、多くの生き物を生かしていく役割を担って存在しているのだ。
もし、イワシを食べる生物がいないとしたら、海はイワシであふれイワシの餌は無くなり、水は腐敗してイワシも生存しなくなったしまうだろう。
イワシは他の生き物の餌になるという役割を果たすことによって、自らも生き続けることが出来るのだ。
これはイワシに限らず、すべての魚、すべての生き物について言えることだ。
食べられる側と、食べる側のバランスによって、地球上の生命体は存続し続けている。
食べられる側は、餌としての役割を果たし、食べる側もきちんと食べるという役割を果たす。
これが自然の摂理なのだ。

食べる側にある人間は、餌としての役割をもって生まれてきた生きものを、大切にきちんと食べてあげる。
それと同時に、生き物が存続し続け食物連鎖が永遠に続くような環境を維持してあげる。
それが人間の役割だと思う。
この役割を果たさなければ、人間も絶滅する。

人間は、役割を果たした時に喜びや満足を感じるようにつくられています。
生命体を作った自然(神さま)は、人間だけではなく、他の生物についても同じようにつくってあるのではないかという気がします。
つまり、餌となる役割を担ったいる生物は、その役割を果たした時何らかの幸福感が得られるように出来ているのではないか・・・・と思いたいのです。

うーーむ。
お魚のリリースの話を書くつもりだったんですが、書き始めたら根源的な方向へ行ってしまいました。
長くなってしまったので、この続きは次回に書くことにします。
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コメント
釣りバカ少年さんへ
その情がうつるという気持が大切だと思います。
魚を大切にする、環境を大切にするというところにつながりますからね。
美味しく食べてあげることも、りりースすることもどちらも魚を大切にすることになると思います。
無益に殺したり、ゴミ箱に捨てたりするのは最低、最悪です。
2011/01/15(Sat) 00:15 | URL | 川越の魚人 | 【編集
shitugenさんへ
コメントありがとうございます。
日本の釣りは元来食べるため、つまり漁としての釣りだったようです。
Catch&Releaseは、アメリカなどから入ってきたレジャーやスポーツとしての釣りの考え方だそうです。
私は許される範囲で「食べるため派」で行きたいと思っています。
2011/01/15(Sat) 00:08 | URL | 川越の魚人 | 【編集
僕の場合は小さい魚はリリースします。やっぱり情が移るんですよ(笑)かわいそうで… それに小さい魚は捌くのが大変ですし。大型の魚も時々情が移ってかわいそうで… 締めるときに、ウルウルッと来てしまうこともあります。
かといってデットリリースは最悪ですよね。バケツの中で死んでしまった魚をリリース(捨てる)わけですからね。ただ大丈夫かな?っと迷いながら逃がして結局死んでしまった場合と毒魚は別だと思いますが…
小さい魚を持ち帰るか帰らないかは個人の自由で良いと思います。

2011/01/14(Fri) 21:58 | URL | 釣りバカ少年 | 【編集
こんばんは。
いやぁ~、全くの同感ですね!
大自然の自然連環、陰陽、表裏一体なんですね。
私も、釣った魚を食べたいから釣っています。
それにしても、雑魚といえども釣りたては最高にウマイですね!
2011/01/14(Fri) 21:03 | URL | situgen | 【編集
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